『映画 クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』を観た!

地上波で放送したのを録画しといたので、それを視聴。
なんとゆーか、非常に無難な出来だった。
ただ観てて思ったけど、クレしんって何気に作画を頑張ってると思う。『動きがすごい!』って訳じゃないけど、すごい自然でスムーズ。
そして画にCGのような綺麗さはないものの、言葉に出さない感情や身動きの表現には、突飛したものがあると思う。
あと表情。クレしんの絵って、とても描きやすいような絵に見えるけど、その中でも顔表情の使い分けが非常に良かった!
複雑、コミカル、深刻な場面と、この表情の描き方が良かったおかげで、スムーズに感情移入できた。
ストーリー自体はいつも通りのハチャメチャで、ご都合主義まっしぐらな展開だけど、終わり方は好きだったなぁ。
分かっちゃあいるけど、こういった希望に満ちたエンディングというのは、やはり良いもんだ。
『大人帝国』ほどの感動巨編ではなかったけど、観方によっては十二分に感動できる作品だったとも思う。


あと、個人的にアニメ映画の強みというのは『監督の要望を100%近くにまで表現できる出演者』に、あると思っている。


実写映画の場合、監督の要望に応えようとするのは役になりきった俳優だ。あくまで『役』を演じるのであって、本人ではない。
だから、監督が頭で描くような表現の100%を求めるのは難しい。


しかしアニメ映画の場合、『役』を演じるのは本人だ。
だから監督の要望通りの表情や、行動が見て作れる。 これがアニメ映画における最大の強みで、実写映画が到達不可な面だと思ってる。
クレしんシリーズの映画は、とくにこの辺の強みを生かしている気がする!