長い間、放置しておいた保存食品は、食べても大丈夫?

日テレの『所さんの目がテン!』より。


ずっと放置してある保存食品というのは、どの家庭にもあるだろう。
だから、非常に内容が気になった回だ。
棚の奥から、はるか昔に賞味期限が切れたカップ麺が出てくるのは、家庭あるあるネタだと思うw


内容としてはまず、袋のインスタント麺・細長いカップのインスタント麺・普通のカップのインスタント麺、
それぞれから3つ、計9つのインスタント麺を用意し、サウナに放置してどうなるかの実験。


しかしサウナにはこういった可燃物の持ち込みは禁止らしく、同条件となる装置を使って90℃内に3日放置しての実験となってた。



まず袋のインスタント麺。3日経つと中の麺は少々黒ずんだ位でそれほど変わらずいたが、粉末スープは色濃くなり、固まってしまっていた。


次の細長いカップ麺も、麺は少し黒ずく程度だったが、乗っている肉や卵・メンマが一目で分かるほどに変色!


カップ麺のは前の2種と大きく違い、まず麺の色が焦げたように大きく変色。さらにかやくも真っ黒に変色し、何の具か見分けがつかないほどに。
そして液体スープは、ドロドロと煮詰まった感じにも変化。




今回、共通の結果としては、どれも黒く変色してしまったこと。




そして次に試したのは、缶詰。これもインスタント麺と同じで90℃の状態に3日間放置。
使用していたのは桃缶。90℃で3日間放置した後、開けるとなんと桃は真っ黒に!


次には蟹缶でも実験。
これも90℃の温度で3日間放置。
しかし意外にも蟹缶はちょっと黒く変色したのみで、桃缶と比べるとあまり毒々しくは見えなかった。




その後、変色した物は食べれるかどうかの実験。
その方法はなんと、20代男性9人が試食するというもの! 
しかも、90℃で3日間放置したものは伝えずに。
そんなものを食べさせられるなんて、思いもしなかっただろうに…。 治験のバイトみたいだなw
しかし黒く変色した桃を試食しての感想は、なんと全員が「大丈夫」や「食べられる」との意見が! しかも美味しいとさえ言っといた!!
蟹缶の方は全員とは言わないが、こちらも大多数が大丈夫だと挙手してた。


この結果の後に、90℃三日放置の事実を伝えていた。
だから、あまり味に変わりなかったことを、食べた本人たちが驚いてた。
まぁ、問題あったら放送してないかw



ただ観てて、「黒く変色していたのを食べて大丈夫なのか?」なんて思っていると、番組でも微生物検査をする流れに。
もちろん結果に異常はなし。つまり、食べても大丈夫なんだそうだ。じゃないと、試食なんてさせないだろw




そして黒く変色する原因は、『アミノカルボニル反応』という物のせいらしい。
これは糖が含んでいる物に起こる反応で、これが原因で黒ずんだのだという。
ただ、一応食べても大丈夫ではあるけど、味は落ちるらしいのでやはり良くはないらしい。



次は条件を湿度100%にしての実験で、また3種のインスタント麺を使っての実験。
また3日間放置した後、それぞれを開封してみると、どれも見た目にはそれほど変化なし。これは意外だった。
しかし微生物検査をすると、今度は微生物が多く繁殖し、痛んでいるという結果に。
つまり湿度100%だと、見た目には分からないが、微生物が繁殖して痛んでいる という結果に。


ただ、缶の場合は大丈夫だった。インスタントの麺類が駄目だったのは、缶に比べ包装が脆い等の理由のためらしい。


番組の最後、結論として唱えていたのは『インスタント麺を始め、保存食は直射日光を避け、湿度の低い所に』
なんとも当たり前な事で締めていて、拍子抜けした…。 
『直射日光を避け、湿度の低い所に』って、じゃあもう、冷蔵庫にでも入れとけよww