『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 』

実に今さらだけど、つい最近に観た。
これは『電車男』のようにネット発の話で、途中までの話は以前から知ってた。ただオチは知らずに観た。
見終わってまず感じたのはテンポのよさ。思ってた以上に映画自体のテンポは歯切れよく、最後まで飽きず楽しんで観れた。
ホント早足というか、駆け足ぐらいのスピードで展開は進んでいき、それが最後まで小奇麗にまとめられていたと思う。
あと、どうオチをつけるのか想像できなかったけど、いい意味で裏切られた。終わり方は良かったと思うよ。
ただきっちり時間内に抑えようとし過ぎている感はあったので、どうしても内容は薄っぺく感じてしまった…。
前後編の映画にしろとまでは言わないけど、もう少し上映時間を長くしてでも、内容を満つにした方が良かったのでは?
あとネットカキコミ上での例えを、そのまま映像化にして表わす手法は面白かった。妙に手が込んでるし、お金も掛かってたw
地味な所で気になったのは、実在するお店や商品が多々出てきたこと。これはリアルティを出すためなのか?
普通、映画などでは実物のパロディで代用するのに。良いか悪いかは別にして、気になった。
まぁそれはよしとしても、手軽な娯楽映画としては楽しめたよ。
現代の風潮とタイトルからして、社会人には他人事でない内容の映画かと思われがちかもしれないが、
そういった杞憂を吹き飛ばす、希望ある終わり方が特によかった!