『大日本人』を今さら観た

大日本人 通常盤 [DVD]
松本人志監督一作目。
ハリウッドでのリメイクも決まったそうなので、本当に今さらながら観てみた。


ドキュメンタリー風に進んでいく物語は、目新しさはないものの悪くない雰囲気だった。


しかしインタビュー形式に進む展開は全然代わり映えなく、途中から退屈に感じた。
所々小ネタがあったが、それでもマジで眠くなったw


その眠気と戦いつつ、
中盤まで観ると『大日本人』の設定にも見慣れてくる。
すると、今度は大いに飽きを感じてきた。


こんなもんかと、期待も落胆もなく見続けると、終盤の急展開にはワロタww
ネタバレになるので詳しくは書かないけど。


ただ、出オチであったのは確かだと思う。
それでいて、ダラダラと間延びさせた感はあった。


そしてオチが賛否両論になってる理由がよく分かるものだったw
自分的にはまだギリギリありだと思ったけど、わざわざ劇場まで観に行ってこのオチだったら、
怒りを通り越して呆れていただろうなぁ…。


良くも悪くも、個性的な作品だったのは確かだ。
けど序盤から中盤までの雰囲気・設定は悪くなかったので、
そこからの展開が惜しい、というか悔やまれる。
ストーリーの構成によっては、大いに化ける可能性があったように思えたので、その分残念だった。


『個性的』というのと『エゴ』は違うと、ちゃんと認識して作って欲しかった。
これはどっちかって言うと、『エゴ』的な色が強かったと思う。


あとBGMが案外耳に残る物で、外人がイメージするような和テイスト、といった感じの少々独特な和風の音楽。
今思えば、これが…