「劇場版 NARUTO-ナルト- ブラッド・プリズン」を観た

コクリコ坂を観ようと思っていたけど、あまりに酷評なので急遽こちらに変更。
ナルト自体、嫌いじゃない漫画だし、今回のはけっこう評判良いみたいなので少々期待した。


劇場でナルト映画を観るのは初体験。
ネタバレを伏せて感想を述べると、
・画は綺麗。
・映画オリジナルの登場人物、設定も原作の世界観は崩さず、悪くない。
・展開のテンポが良い。
・戦闘シーンは存分に迫力ある!
・ストーリーの複線具合は子供映画と思えぬほど。


なかなか面白かったけど、気になる点もあるわけで…
・ストーリーに少し矛盾?無理を感じた。
・終盤は説教臭い。
等々。

一番気になったのは、無理にでも感動を誘うような展開にしたこと。
あと、終盤の展開は本当に定番で、定番過ぎて見なくても流れが分かってしまった。


こういう子どもにも向けた映画は『笑いあり、涙あり、ハラハラあり』と、
王道ジャンプ漫画の要素をより強調して映画にするけど、
この映画の場合、特にその三つの要素を強調しようとし過ぎていて、バランス悪かった。
例えると、カレーハンバーグ牛丼のようなもので、色々と欲張りすぎて逆に特徴がなく、イマイチ。


あと定番キャラの登場は、やはり原作ファンありのものだと、出さないとしょうがないんだろうか…。
ここが一番、蛇足に感じた。
正直、映画の脚本書いた人も削りたかったんじゃないかな?なんか編集部が無理にねじ込ませた感が強かったw


全体的にはまぁまぁな出来の映画で、普及点。
絶賛するほど面白くもないが、そこまで駄作でもない。
だから、鑑賞後は逆にモヤモヤした。


しかし、同時上映の中忍試験が面白かった!というのが、唯一の救いかなw