『鍵泥棒のメゾット』は香川照之が見事!

『鍵泥棒のメゾット』を観てきたッ!
その感想を簡潔にまとめると…
・同監督の『アフタースクール』と比べると、至極シンプル。
・しかしちょっと「感動させるぞ!」というあざといシーン多し。
香川照之が実にッ!ハマリ役ッ!!
広末涼子演じる『婚活中の女性編集長』の化粧具合が上手イイ。
・一応この監督らしく、裏をかく展開があるものの、それは全然予想の範囲内。だから疲れずに観れる映画。
・効果音(車の盗難防止音)の使い方が上手くて面白い。
・監督、足フェチだろww
まずは主演3人の広末さん・香川さん・堺さんそれぞれが実にハマリ役と思えるほど演技よく、容易に感情移入ができた。
特に香川さんが秀逸で、2種の役をやるんだけど、それが実に滑稽(良い意味で)に思えるほど巧く、劇場で笑いが漏れたほど。
あと、広末さん演じる『婚活中の女性編集長』は、仕事バリバリで今までに恋をしたことがない、いわゆる”喪女”的な役。
だからこそ上手くない化粧が返って栄えて見えた。ただ、広末さんは眼力がすごいので、薄化粧でその眼力を見ると何か狂気染みた雰囲気を感じたのもまた事実だ。
あと個人的は『リーガル・ハイ』から堺さんのファンなので、堺さんには幾分も注目したが、それでも期待を裏切らぬ演技クオリティ!この人はもう普通にどんな役やっても馴染むので、それをすごいと思わせないところがすごい!
そして今作は分かりやすさを心掛けたのか、ややこしい展開は少なく、あくまでコメディ調。そして登場人物が最小限なのも分かりやすくて好印象。
なので万人受けの映画であるといえるし、老若男女にオススメできる映画だ。
もし行こうか迷っている人が居れば「迷わず行けよ、行けば分かるさバカヤロー」と背中を押すように言ってやりたい。
少なくとも、観て後悔する映画ではないよ!




上記の大体が客観的な感想なので、ここからはもろ主観的。
監督、足フェチだろww。てか、監督は足フェチだろうと思わずには居られないかった。
まず広末涼子が演じる女性編集長を、ずっと黒ストッキングで居続けさせた時点で、80%は足フェチと言えるだろうからねw
さらに広末さんに限らず、足を含めた全体図を写す場面が何気に多く「こりゃあ鉄板の足フェチだな」と個人的には思ったww
極めつけは香川さん演じる役が、冒頭の石鹸でこけるシーン。実に見事に、性的な観点を抜きに、芸術作品の如く滑り落ちる際の足具合を映していた。
例えるならガイルのサマソの、出来損ないを実写で取った感じ、かな?w
とにかく足フェチファンにも、過度な期待をしないならオススメの映画w