『ゼロ・ダーク・サーティ』を観てきた


あらすじ

ビンラディンの行方を追うものの、的確な情報を得られずにいる捜索チーム。そこへ、人並み外れた情報収集力と分析力を誇るCIAアナリストのマヤ(ジェシカ・チャスティン)が加わることに。しかし、巨額の予算を投入した捜査は一向に進展せず、世界各国で新たな血が次々と流されていく。そんな中、同僚の一人が自爆テロの犠牲となって命を落としてしまう。それを機に、マヤの中でビンラディン捕獲という職務が狂気じみた執心へと変貌。ついに、彼が身を隠している場所を特定することに成功するが……。


感想
面白いか面白くないかというと、そもそもそういうベクトルじゃない映画。
拷問シーンとかテロで人が死ぬシーン見て、「面白い!」「つまんねえ…」と野卑するのは違うと思うから。


・ストーリーは淡々と進み、演出で特に盛り上げようとはしない。しかし観ている側の内側から自然と盛り上がってくる場面アリ。だから、映画側でなく観ている側の方から自然と盛り上がってくる映画。受動的興奮というより能動的興奮。
・一見して勧善懲悪に仕上げているのは、さっすがアメリカ映画!
・ハラハラしっぱなしの展開には目が離せず、2時50分と長い映画ながらも時間を忘れられた。
・ラストシーンはある意味予想通り。しかしそれが反って印象的だったりする。


平和ボケの日本には少々刺激が強い映画。ある意味プロパガンダ的な映画でもあり、プロパガンダ好きな人にはオススメ!