アニメ映画が実写映画に勝る点について

それは、ズバリ『演技力』!
実写映画は監督のイメージする形に、俳優を演じさせるが、100%イメージ通りの演技を要求するのは無理がある。
しかし、アニメの場合はその杞憂がない。自分の100%イメージ通りの絵を用意すればいいからである。
だから、主人公が泣く場面では、実写映画では「泣いている」演技をするのに対し、アニメでは実際に「泣いている」のだ。
アニメのほうがより細かい心理の模写を出来るといえるので、演出や演技にこだわりが強い監督ほど、アニメ映画で作ったほうがいいじゃないかと思う。
日本がアニメ・漫画の発展が諸外国に比べ優れていた理由の一つは、日本の文化が細かいしぐさなどを尊重する文化だったことで、
アニメ・漫画により、その細かなしぐさを表現しようとしたからではないかと思う。
あうんの呼吸を他人に求める国民性ならではだ。