「感動をありがとう」というコメント

少し前の記事に、

日本代表には、「感動をありがとう」と心の底から言いたい!

なんて書いたけど、あれは嘘だ。
本心では全然感動してなかった。 感動なんて出来やしなかった。
他の所でも日本代表の奮闘を観て「感動をありがとう」とか、こういったコメントを数多く見たけど、自分は本当に感動しなかった。
だって、そうだろ? ギリギリのところで負けて「感動した」って、それが普通なのか?
自分の場合は「悔しい」という思いしか出てこなかった。 感動なんて言葉は微塵も思い浮かばなかった。
負けが決まったときは暫し呆然としてしまったし、朝のニュースは日本代表のことばかり報道していて観たくもなかった。
それなのに、ネットやテレビに出る人達は口々に「頑張った」とか「感動した」と口走ってる。
ただ、それにつられてつい「感動をありがとう」なんて心にもないことを自分も書いてしまった。今になって後悔してるし、そんな自分に嫌気がした。
けど自分にとっての「感動」は、帰国後の記者会見で選手のおどけている姿を見た時に、急にブワッと沸いてきた。
和むほどのチームワークの良さを垣間見たせいでもあると思うけど、「あぁ、本当に終わってしまったんだ…」という実感が沸いたからだと思う。
今野のモノマネとか森本のアフリカの歌とか、ここまで面白い代表会見は今までになかったけど、ここまで寂しい会見もなかった。