テレビで演歌歌手の坂本冬実さんが語っていたエピソード。


坂本冬実さんは今年で芸能生活三十周年を迎えたらしいのだが、過去に一年、仕事で悩み休業していた時季があるのだという。
その時、先輩である演歌歌手の二葉百合子さんに出会い、もらった言葉が
「あなたも歌の壁にぶつかったのね。私も何度もぶつかって今があるの。大丈夫。壁に気付くってことは、成長してる証しよ」
その後、坂本冬実さんは二葉さんの練習にも呼ばれ、浪曲の発声を学び、何度も稽古をつけてもらった。
そして悩みであった「歌う恐怖」を払拭し、華々しく復帰できたのだという。



二葉百合子さんの言葉というのは、このエピソードを聴いた自分にもえらく響き、印象に残った。
悩んで壁に当たるのは、そのこと自体が成長に繋がること。 とても良い言葉だ。
実に、多くの人が勇気付けられる言葉だと思う。


だから壁にぶち当たるのは決して悪いことじゃない。
真に怖いのは、壁にすら気付かずぶつからず、ただダラダラと毎日を過ごしていくことかもしれない…。