美味しいものを求めるのは、我儘か

いくら時代が移り変わっても、テレビでは常に食へ関するものを扱う。
特に最近目立つのは、食べ比べだと思う。
○○社のもので、一番美味いのはこれだ!みたいのや、○○店の一番の料理はこれだ!みたいな。
味の良し悪し、なんていうのは結局は主観が大きく物をいう*1ものだから、正直あまり当てにはならないと思う。
それでもこういった情報を鵜呑みにしてしまうのは、『他の人よりも美味いものを食べたい』という欲が、少しは原因となっているはずだ。
『テレビで評判だから、これは美味いんだ』って自分に納得させて、美味いものだと思い込んで食べる。
決して悪い事じゃないけど、自分の味覚を信じず周りの評価で『美味しい』を判断するのはおかしい。
それで「ああ、これが『美味いもの』なんだ」と納得する。 しかしこれじゃあ、形は違えど洗脳だ。


だから、『他の人より美味いものを食べたい』という欲を断ち切れば、より素直に目の前の料理を味わえるのでは?


あと、美味しさ=味ではないよ。これは絶対にそうだ。

*1:いわゆる「おふくろの味」が、結局はその人の「美味しい味」なんだと思う。