久々に不味いもの喰った

久しぶりだった。
実に久々に、不味いものを喰った。喰ってしまった。


それは、さつまいもだ。


ずいぶん前に買った物で、余っていた。
それで食べることにしたのだが、少し痛んでいた。


当然、その痛んだ箇所は取り除き、レンジでチン。
ただし強でやると、急激な加熱により甘みが出ないと聞いた事あるので、
解凍用の弱で、長くじっくり加熱した。


それで食べてみると…不味い。実に不味かった。
さつまいもの甘さを感じる前に妙な苦さが全体に広がり、とにかく苦味が強い。
もしこれが初めてのさつまいもだったら、絶対嫌いになっているレベルだ。


原因はなんだ?レンジで作ったからか?
しかし以前、同じようにして作ったときはふっくら甘く、美味しくできた。
それなのに、今回に限ってこの失敗は何なんだろうか!?


多分というか予想だが、さつまいも自体が良くなかったのだと思う。
少し痛んでいたし。
ただ、やっすいさつまいも同士でも、ここまで差がある物なのかと驚いた。


小さい子どもが食べたらウエッて吐き出すような味で、トラウマになってただろう。
それほどに不味かった。ここまで清々しい不味さは久しぶりで、逆の意味で賞賛したいほどだった。
まさにリアル「苦汁を嘗める」に近い「苦汁を食べる」思いであった。