肥満は遺伝じゃない

肥満は遺伝によるものだという説があるが、違うと思う。ただ、親のせいであるのは間違いない。
僕は小中学生のとき、太っていた。運動は大好きで、他の子よりは体をよく動かしていた。
それでも太っていた。
理由は簡単。単純に食べ過ぎていたからだ。
朝からご飯2杯をがっつり食べ、夕食では腹一杯になるまでおかわりを繰り返していた。
それに加え、ポテチやパンなど間食をしていた。太るのは当たり前である。
しかし、子供にそれが分かるはずはなかった。
こういった部分を親がカバーする必要があるのではないかと思う。別に太ることを全面的に否定するわけではないが、太りやすい体型というのは、親によって作られるといって間違いないと思う。
子供は親が作った料理を食べる。その料理が子供の生活に見合ったものでなければ、太るのは当たり前だ。カロリー過多の食事を続ければ太るし、体にも良くない。育ち盛りでいっぱい食べるのは良い事だが、食べすぎは良くない。親が止める必要がある。子供が満腹になるメカニズムを知っているわけはないし、カロリーや塩分なんか考えることも当然ない。
そして、こういった食事を続けていると、お腹が目一杯にならなければ満足できないという悪い状態を作ってしまう。これが、自然と肥満に繋がる。
運動をあまりしない子であっても適切な食事を作れば太ることはないし、運動をするからといって過度に食事を与えれば太ってしまう。
結局は親の匙加減によるといえる。もっと正確に言えば、食事を与える側によりけりである。
肥満の原因は遺伝のせいだ、と言い訳するのでなく、もっと身近なところを見直す必要があるのを気付いて欲しい。