『情動シミュレーション』について新たに気付いたこと

少し前にも情動シミュレーションについて書いたが、今回新たに思うことがあったので追記することに。
情動シミュレーション自体は日々の生活のあらゆることに当てはまる事だと言え、積極的に活用すべきとの
意見には大いに同感だが、小説や漫画などの受動するメディアに対しては少し違うんじゃないかなぁと思った。
それは、本来いい小説や漫画などは自分から情動シミュレーションをするのでなく、作品から無意識にさせられるものだと思うから。
だから、世間で名作と言われる作品は誰もが感動する。それは同時に情動シミュレーションをさせられているからだと思う。
名作と呼ばれるものや、万人受けするものを作りたかったら、いかに無意識のうちに情動シミュレーションをさせるか、というのが重要でそれは単に共感を呼ぶあるあるネタでなく、もっと個人の無意識層に触れるようなものでなくてはダメだと思う。