生肉の危険性

うろ覚えだけど、以前2ちゃんで


『子供の頃、親がスーパーでレバーを買ってくると生で食べていて、私もそれが普通だと思って食べてた。大人になってから、ヤバイと知ったよww』

みたいな書き込みを見たよ…。生肉の危険性を、今回の事件で改めて思い知らされたけど。

ただ、今回成人女性が亡くなった事や、他でも重症患者が出てきたことで、事態は急速に変化したと思う。


今回の食中毒はもはや、ただ肉の鮮度のみの問題ではないだろうね。
店側の不衛生による要因もあったと考えるのが妥当だ。
どうやらバイト定員を酷使していたみたいだし、そこにも原因がありそうだ。


巷では、店の厨房内の動画を観て、「素手で肉を触ってる!」と捲くし立てるようなコメントもあるけど、ぶっちゃけ素手での調理自体に問題はないと思う。
あのジェイミー・オリバーも番組内で、「手袋より清潔にした手の方が、衛生的に優れていると科学的にも証明されている」って、言ってたし。
だから問題なのは素手で肉を扱っていた事ではなく、清潔にして調理を行っていなかったこと』だ。


しかし今回の事件に対するコメントを見ると、『外食衛生の実情を知ると、外食しなくなるよw』というのと、
『外食でも、うちのところは衛生しっかりしてるよ』と、意見が2極化しているのが印象的だった。


そして前者の『外食衛生の実情を知ると…』のほうは、安値を売りにしてる外食店に多いようだ。
やはり安いものには訳があり、それなりにリスクがあるのだと認識しなければならないのでは?
そもそも日本人は食に対し、安くて良いものを求めすぎだと思う。
「安かろう、悪かろう」。物に対しては納得する言葉なのに、食に対しては納得してこなかった。
安い外食メニューにはそれ相応の理由があるのだと、目を背けずに考えることが、今後の日本人には必要だと思う。


でも今回の事件は、安さばかりを求める消費者にも原因があるかもしれんが、やはりそれ以上に、行き過ぎた企業側の安値キャンペーンのせいだろうね。
自ら安値で勝負してデフレスパイラルみたいのを作る。そしてどこかの質を悪くすることで赤字を防ごうとする。結果、こうした事件を起こしては、外食企業として本末転倒だ。