激動の2011年

今日でついに2011年が終わりだ。

思えば劇的な一年だった。


今年、誰しもが思う、一番印象的だったのは、やはり震災の事だと思う。


これほどの、大被害がここ数年にあっただろうか?
これほどの、理不尽な「死」がここ数十年であっただろうか?


原発の被害は今も絶えず、広まっている。
情報・技術と革新的に進歩した現代において、ここまで身近に「死」を感じさせる出来事があっただろうか?


正直、すごく恐かった。
ここまで「死」を意識することも、考えさせられることもなかったから。
震災が起き、数万人という人が、気が付いたら亡くなってしまった。
彼らは、覚悟や恐怖すら考える暇を与えられなかったのではないだろうか?
理不尽過ぎると思う。全く持って理不尽だ。


この怒りや悲しみをどこにぶちまければいいかは分からないし、震災した当人に比べれば、こういった思いは微々たる物だとは思う。
それでも嘆かないではいられない。
それほどに理不尽だから。ここまで理不尽な死、ないよ。ゲームだったら絶対クソゲーだ。


だから今は、亡くなった方に対し、黙祷する他ない。
そして被災された方すべてが、また心から笑える日が一日でも早く訪れることを、ただただ願うばかりだ。


そして印象的になった、このCM。

「この惑星の住人は、物欲に支配されている。
 生きるために必要なものなどそんなにあるはずがないのに」

失って初めて分かる、大切な物。
ずいぶん前のCMだけど、今になって色々と考えさせられる。