ゴキブリ

職場にて、ゴキブリが出た。


一緒に働く年配の女性パートさんや、子どもを持つ30代の女性パートさんも、ゴキブリを見てワーキャー叫ぶ。


自分もゴキブリは得意でないので、叫べはせずとも内心はドキドキだった。


それで自分が退治をする役になり、ダンボールの切れ端で応戦するも、見事に逃げられた!


しかし、とりあえずは居なくなったという事で、よしとなった。


けれど思えば、どうしてゴキブリというのは、ここまで人に忌み嫌われるのだろうか?
蜂の針ような直接危険な物があるわけでもないし、すごい有毒をもっているわけでもない。
それなのに蜂以上に怖れられ、まるでブロッケンマンが吐き出す毒ガス以上の物を持っているかのように、近付くのを誰もが躊躇う。


何故だろう?多分、人に訊くと理由はシンプルで「気持ち悪いから」これに尽きると思う。
では何故、その黒く光沢を放つ、その容姿をここまで嫌悪するのだろうか。
その理由こそ、はっきり分かっていないのでは?と思う。


それこそ、もう人間の遺伝子に「ゴキブリは不快」と埋め込まれてるんじゃないかってさえ思えてくる。
黒板に爪を立てて「キィーー」っていう音が非常に不快なのは、人間がサルだった頃、仲間が外敵を知らせるために発する音が
この「キィーー」っていう音だったらしく、その名残で今でもこの音を聞くと、非常に不快に感じるらしい。
ゴキブリも同様で、あの見た目を見ると、太古(何があったw)の人間がサルだった頃に、ゴキブリとで何かあった事を思い出し、
それですごい不快に思ってしまうんじゃないかと思う。
もしそうだとすれば、ゴキブリと人間との対峙は、実はすごい歴史の長いものなのかもしれん。
そして人類の過去に、ゴキブリと何があった!?と、思わずにはいられない。
本当、何かあったんだろうか? ただ、もし思い出せるとしても思い出したくないなw


職場で「ゴキブリって気持ち悪いよねー」と言って笑う、パート女性の笑顔がえらく歪んで見えたのは、ここだけの秘密だ。


メガゴキブリ

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